「後悔しない無敵の指南書 第二章③」——稼いだ後の人生設計編| 稼いでも貯まらない職人へ——セカンドキャリアの資金は今日の選択で決まる

第一章で「建設業は稼げる職業だ」と書いた第二回で「セカンドキャリアには軍資金が必要だ」と書いた

では、その軍資金をどうやって作るか。

難しい話じゃない。特別なことをしろという話でもない。今やっていることをやめるだけで、お金は残り始める。


目次

使いたい気持ちはわかる——俺も同じだった

建設業で稼いでいると、使いたくなる。当然だ。体を張って稼いだ金だ。好きなものに使いたい。それは人間として正直な感覚だ。

俺も車が好きだ。今でもカスタムに300万円をかけている。

ただし今の俺がその金をどこから出しているかというと——配当金だ。投資で積み上げた資産が生む配当収入で、好きなものを買っている。稼いだ現金をそのまま使っているわけじゃない。配当金で300万円を作ったという自負があるから、車に使える。

これが順番の話だ。欲しいものを買うな、とは言わない。でも買う順番を間違えるな、ということだ。


建設業界は金遣いが派手な人が多い

正直に言う。建設業界は金遣いが派手な人が多い業界だと俺は思っている。

そして建設業には、他の業種にはない現実がある。労働寿命が短いということだ。

サラリーマンは60〜65歳まで働ける前提で社会が設計されている。でも建設業の職人は違う。現役でバリバリ動ける期間は長くて20〜25年だ。その短い稼ぎ時に、使い切っていたら何も残らない。

だからこそ建設業で働く人間は、他の業種の人間より一段上の意識でお金と向き合わなければいけない業種だ。

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まずこの二つをやめろ

① 酒をやめろ

酒はお金が消える。体も悪くなる。これはエビデンスが出揃っている話なので断言する。

俺の話をする。毎日の晩酌で350mlを3本飲んでいた。それ自体もバカにならない金額だが、本当に恐ろしかったのは付き合いのキャバクラだ。建設業界の付き合いというのは派手になりやすい。積み上げると、年間でいくらになっていたか考えたくもない。

やめ方は人それぞれでいい。俺の場合、まず晩酌を3本から1本に減らした。1本では酔えない。酔えないなら飲む意味もない。そう気づいてやめた。

飲み会の費用、家で飲む酒代、翌日のパフォーマンス低下——積み上げると年間で相当な金額になる。さらに長期的な健康被害は医療費として返ってくる。百害あって一利なしだ。

② タバコをやめろ

俺の話をする。1箱400円の時代に、1日3箱吸っていた。単純計算で1日1,200円、月36,000円、年間約43万円だ。それを何年も続けていた。

この二つをやめるだけで、毎月数万円が手元に残り始める。年間にすれば数十万円だ。それがセカンドキャリアの軍資金になる。

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借金してものを買うな

借金してものを買うな。

俺の話をする。20代の頃、車のローンは固定費のように常にあった。1台払い終わる前に次の車を買う。それが当たり前だと思っていた。

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住宅ローンも同じだ。住宅ローンが元請けになる勇気を阻んだ原因の一つだった。住宅ローンを組んでいなければ、その資金とローンの枠を事業に回せた。材料購入の選択肢も広がっていた。もっと早く元請けとして動けていたかもしれない。

順番を間違えたのだ。

家を買うなとは言わない。車も買うなとは言わない。でも何を先に手に入れるべきかを、真剣に考えてほしい。 セカンドキャリアの計画が先だ。事業の土台が先だ。家や車はその後でいい。

残価設定ローンは特に論外だ。月々の支払いが安く見えるだけで、最終的に払う総額は大きく膨らむ。

先に仕組みを作れ。仕組みが生む果実で、好きなものを買え。その順番だけ守れば、贅沢と資産形成は両立する。


保険は「かけすぎない」が正解

公的保険は意外と充実している。民間保険に入る前に、公的保険で何がカバーされているかを把握することが先だ。

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保険料は毎月出ていく固定費だ。かけすぎれば、それだけセカンドキャリアの資金が減る。


欲しいものは副業・投資の収入で買え

買う財源を変えてほしい。

稼いだ現金をそのまま使うのではなく、副業や投資を覚えて、その収入で好きなものを買う。

ただし正直に言う。建設業をやりながら副業をするのは、生半可なことではない。

現場仕事は体力を使う。朝が早く、夜は疲れて帰ってくる。そこからさらに副業をこなすのは、相当な覚悟がいる。

だからこそ俺が建設業の人間に相性が良いと思うのが、配当金投資とインデックス投資だ。

この二つの強みは「買ったら基本的にほったらかしでいい」ことだ。節約して浮いたお金を毎月投資に回す。あとはお金が勝手に働いてくれる。

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酒・タバコをやめて節約する→浮いたお金を投資に回す→配当金が積み上がる→その果実で好きなものを買う。この順番だけ守ればいい。


この三つだけで変わる

① 酒・タバコをやめる 毎月数万円が残り始める。体の寿命も延びる。

② 借金してものを買わない ローンの利息が消える。身動きの取れる状態を維持できる。

③ 欲しいものは副業・投資の収入で買う 稼いだ現金がセカンドキャリアの軍資金として積み上がっていく。

この三つができれば、家族の信用も生まれる。セカンドキャリアへの資金も貯まっていく。そして何より、現場を降りるタイミングを自分で決められる人間になれる。

考え方に年齢はいらない。でも準備には時間がいる。今日が、始め時だ。


📖 俺のこれまでの全記録を読みたい人へ
元職人→廃業→障害→どん底→投資で4,000万円——
この軌跡を一本のストーリーとしてまとめた
それでも俺は生きている ― ヘタな仮設屋の、笑えるけど刺さる30年 ―」をnoteで公開中です。
ブログではバラバラに書いてきた話が、時系列でつながります。

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この記事を書いた人

元・建設業の個人事業主。現在は障害年金・労災年金・就業不能保険を活用しながら、配当金を軸に“無理のない自立生活”を目指す50代男性です。
配当投資、住宅ローン、保険の見直しなど、障害と向き合う中で学んだ「お金と生き方」のリアルを発信しています。

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