元パチンカスが高配当株投資で人生を取り戻した話

目次

俺はパチンカスだった──ギャンブルが「配当投資」に変わった日

※今回は黒歴史シリーズなので、いつもよりちょっと砕けたテイストでお届けする。パチンコ脳全開で書いたので、笑いながら読んでくれたら嬉しい(笑)

20代の頃、俺は重度のパチンカスだった。朝から晩までホールに入り浸り、生活にも仕事にも支障が出るほど。

どれくらい重度かというと──給料が出た日、その足でホールに直行して、財布の中身を“軍資金”と呼んでいた男だ。当時は「貯金」という発想そのものが頭になかった。「お金は使うもん」と本気で信じていて、稼いだ給料は翌週にはきれいに消えている。それが当たり前だと思っていたんだ。

当時は建設業の個人事業主として働いており、仕事を下請けに任せて、自分は空いた時間でパチンコ・スロットへ──というライフスタイルを続けていた。同じようなことをしていた個人事業主やフリーターの仲間も多く、日常の一部のようにギャンブルに時間を費やしていたのだ。

そして何を隠そう、俺は本気でパチンコ・パチスロが大好きだった。

「朝イチから並ぶ?上等!」
「GOD引いたときの脳汁で1週間戦える!」
「閉店ギリギリのプレミア演出で全身が震える!」

そんな毎日が、お恥ずかしながら俺にとっての“生きてる実感”だった時期もあった。

負けた日の帰り道は最悪だ。財布には小銭しか残っておらず、コンビニのパンを買う金すら惜しい。「次の給料日まで、あと何日……」と指を折りながら、それでも頭の中では「明日のあの台、そろそろ来る気がする」と次の出撃を計算している。自己嫌悪と謎の期待が同時にこみ上げてくる、あの感覚。今思えば、完全に脳が乗っ取られていた。

金の管理なんて概念は皆無で、車も高金利のフルローンでホイホイ買い替えた。手元に金が残らないのに、見栄だけは一丁前。要するに、「稼ぐ→溶かす→借りる」の無限ループの中で生きていたのだ。

中でも今思い返してもツッコミたくなるのが、デートにホールを組み込む男だったという事実(笑)

「デートの途中でちょっとだけ……」と言いつつ、気づけば5時間。連れ打ちとか言って彼女を隣に座らせて、自分は爆音の島でリーチ待ち。彼女がスマホをいじり倒して退屈の限界を迎えても、俺は天井(ゾーン)が近い台から離れられない。「まじで意味わからん」と何度も呆れられ、何人の女性を待たせ、怒らせてきたことか。それでも当時は“最高の娯楽”だと信じて疑わなかったんだから、救いようがない。

気づけばホールのBGMに合わせて生活リズムが刻まれ、リール音が子守歌。演出のタイミングで息を止め、台の挙動で人生の浮き沈みを味わう。窓のない店内で時間の感覚を失い、外に出たら陽が沈んでいて愕然とする──完全に“ホール依存体質”だったのだ(笑)

けれど、30代に入って「このままではまずい」と思うようになり、少しずつホールから離れるようになった。起業して仕事に本腰を入れるようになったのもあり、自然と距離を置くことができていた。

ところが数年後、6メートルの高さから落下する事故で障害を負い、仕事も廃業。再び心の拠り所を求めて「またパチンコに戻ろうか」と考えた時期もあった。

そんな中で出会ったのが「高配当株投資」だ。

パチンコと似たような興奮がありつつ、未来を良くするための手段でもある。俺にとって、脳汁とともにお金も湧いてくる最強の“合法依存”がここにあった。

ギャンブルでスッていた脳汁を、未来をつくる方向に振り向けただけ。それだけで人生はひっくり返った。

これは、過去の俺と似た境遇の人たちにこそ知ってほしいと思っている。


理由①|リスクとリターンの感覚がパチに似ていて、馴染みやすかった

GOD揃いと、保有してる高配当株の増配通知──どっちで脳汁が出るかと聞かれたら、昔の俺は即答でGODと言っていた(笑)

でも今は違う。株価が上がった・下がった、増配した・減配した。その一つ一つに心がザワつく感覚、あれ、めっちゃパチンコに近いんだ。

回転数・期待値・ゾーン・演出信頼度……あの“数字と確率”をにらみつけてた日々が、今は配当利回り・PER・チャートに置き換わっただけ。

しかも、みんなはパチンコで「ずっと当たりが出てない台」を狙って座るクセ、なかった?

俺はいまだに、株でも“値下がりし続けてる銘柄”にワクワクしてしまうクセが抜けない(笑)「そろそろ来るやろ」って謎の期待。これは完全にホール育ちの投資スタイルだ。

ただ、決定的に違うのはここ。

パチンコは「勝ち逃げ」しか無いが、高配当株は「持ち続けて収益が増える」。未来に期待していい仕組みがあるんだ。

パチンコでずっと勝ち続けるのは無理。でも高配当株なら、増配+再投資で“ジワジワ勝てる仕組み”が手に入る。ホールでは味わえなかった「長期戦の脳汁」──それがここにある。


理由②|パチより期待値が高い──“損しない仕組み”を味方にできる

パチンコって、面白いんだけど──構造的に勝てないゲームになっているんだ、残念ながら。

どれだけ熱くなっても、どれだけ技術介入した気になっても、最終的には「マイナスサムゲーム」。つまり、プレイヤー全体で見れば絶対に損をする仕組み。そうじゃないと店が潰れてしまう。

「今日は釘が甘い!」「この台、そろそろ爆発しそう!」──そう思って打っても、だいたい回収されるのがオチ。俺も“出るまで打つ”を繰り返して、何度「やっぱり今日は回収日やったな……」と自分に言い聞かせたことか。

でも、高配当株投資は違う。

企業が利益を出せば、その一部が株主=自分に配当金として返ってくる。これは“プラスサムになりうる投資”なんだ。経済が成長し、企業が儲かるほど、自分の口座に現金が振り込まれる。誰かが損をしてるわけじゃない。みんなが成長し、その恩恵をみんなで分け合える構造なんだ。

しかも、株価が多少下がっていても──配当は出る。黙ってても、スマホに通知が来る。

「◯◯証券から入金あり」。昔の“確変突入演出”ばりの高揚感。でも配当金は負けなしの合法脳汁で、しかも家族にも怒られない(笑)

ちなみに俺の場合、配当は年々増えて、2026年には税引前で約121万円(税引後でも100万円超)になった。今では配当だけで、毎月の住宅ローンの大半が払えるようになった。打ち続けても1円も生まなかったあの頃とは、文字通り桁が違う。

パチンコは“打てば減る”が基本。高配当株は“持てば増える”が基本。この違いを知ってから、俺は「投資って最高に効率的な趣味だな」と本気で思うようになった。


理由③|健康まで良くなった──依存をやめたら体が変わった

これは意外だったのだが、ホールに行かなくなったら体まで変わった。

  • タバコ:自然と本数が減った
  • お酒:家飲みが減った
  • 食生活:乱れが減った
  • 腰痛:長時間座らない生活になった

個人差はあると思うが、ホールに行っていた時間を、配当株の情報収集や財務分析、ブログ執筆に置き換えたら、自然と生活リズムが整ってきたんだ。

パチンコ屋でリールをにらむより、配当の数字とにらめっこしてる方が、よっぽど健康的だった(笑)

今は障害を負った身体だからこそ、毎日の上半身トレーニングと歩行訓練が命綱だ。あのままホールに通っていたら、今ごろ体はどうなっていたか分からない。


理由④|ニュースや世界経済が面白くなった──金融知識が自然に身についた

いやほんとに、自分でもびっくりなんだが──高配当株投資を始めてからというもの、世界の経済やニュースにめちゃくちゃ敏感になった。

投資をしてなかった頃は、「円安?なんか物価高いな〜」くらいの感覚だった。ところが今は、

  • 米国の金利がどうなるか?
  • 日銀の政策が株価にどう影響するか?
  • 中国経済の減速が、自分の持ってる商社株の業績にどう響くのか?
  • 原油価格がインフレに与える影響は?

──そんなニュースを見るたびに、まるで自分の懐が直撃される感覚になる(笑)

そして、読みたくもなかった経済ニュースを読み、理解できなかった用語を調べ、果てには簿記の勉強まで始める始末。これまでの俺では考えられない変化だった。

子どもに「なんで物の値段が上がってるの?」と聞かれた時、「ええ質問やな、実はな……」とドヤ顔で語ってる自分に、自分が一番驚いている(笑)

自分が保有してる会社が世界でどう戦ってるかを知ると、株式投資が“経済参加型の趣味”に変わる。ニュースは“他人事”じゃなくなった。

世界と自分が、ちょっとだけつながった気がしている。


理由⑤|“時間を取り戻した”感覚がハンパじゃない

正直、これが一番言いたいことかもしれない。

パチンコって、本当に楽しい。でも、時間の浪費がエグすぎる。

「今日は2時間だけ打って帰る」と決めても、気づけば夜。「次のゾーンまで」「あと1回当たるまで」「持ち玉が尽きるまで」──そんな理由をつけて、無限に時間を吸い取られていく。

俺も、朝から打って夕方に負けて帰り、自己嫌悪で1日を終える──そんな日が何度もあった。

でも高配当株投資は違う。買ったら基本“放置”でいい。張り付く必要がない。

その結果、驚くほど「時間」が生まれた。そして、その空いた時間を俺はこんなふうに使っている。

  • 毎日2時間の筋トレ(上半身)
  • 1日1時間の散歩・移動訓練
  • ブログの執筆と読書
  • 妻と話す時間、子どもたちとの会話

今までは「今日はヒマやしホールでも行くか」だったのが、今は「どこ鍛えよう」「何の記事書こう」「子どもと何話そう」に変わったんだ。

しかも、株式市場は15時半で閉まるのがまた絶妙。“強制終了”があるおかげで、ズルズルと時間を奪われない。パチンコにあった“無限時間ループ”と比べて、株式投資は時間の切れ目と使いどころが明確なんだ。

俺にとっての一番の配当は、「自由に使える時間」なのかもしれない。

お金も大事。でも、時間はもっと大事。そして配当株投資は、その“時間”を作り出してくれる。


今日からできること──脳汁の向き先を変える3ステップ

「分かったけど、何から始めれば」という人へ。元パチンカスの俺でもできた、最初の一歩はこれだ。

  1. 証券口座を開く(SBI証券か楽天証券でOK。スマホで完結する)。ホールに並ぶより簡単だ。
  2. 少額から“高配当株”に触れてみる。最初の入口としては、VYM(米国高配当ETF)のように、これ1本で何百社にも分散できるETFが分かりやすい。「自分が株主」という感覚を味わうのが目的だ。ここで覚えておいてほしいのは、狙うのは“当たりの一台”じゃなく“高配当株という括り”だということ。気になる1社を1株買って勉強するのはいいが、その1社に資金を集中させるのは、パチンコで全財産を1台に突っ込むのと変わらない。俺が約50銘柄に分けて持っているのも、一銘柄に依存しないためだ。
  3. ホールに行きたくなった時間を“調べる時間”に置き換える。1銘柄でも持つと、ニュースが自分事になる。あの“次の演出を待つ集中力”を、決算を読む方に振り向けるだけだ。

いきなり大金を入れる必要はない。俺だって廃業直後、資産は131万円スタートだった。それが配当の再投資と積み増しで、今は4,000万円を超えた。大事なのは金額じゃなく、「打って減らす」から「持って増やす」へ脳のクセを書き換えることだ。(→具体的な始め方はこの5STEPにまとめた)


まとめ──脳汁は未来のために使え

俺はパチンコをディスりたくない。むしろ大好きだった。あの瞬間の高揚感、台と向き合う集中力、期待と落胆のジェットコースター感──全部が中毒性の塊だった。

けれど今、俺が脳汁を出しているのは「ホール」じゃなく「証券口座」だ。そしてそこから得られるものは、快感だけじゃない。お金、知識、健康、家族との時間──それらが“配当”として返ってくる。

特に、俺が何より驚いているのは自分の“変化”だ。金利、為替、インフレ、企業決算──今やすべてが「自分の生活に直結する話」になった。昔は聞き流していた経済ニュースを、今は「自分の保有銘柄の未来」として真剣に見ている。

そして何より大きな収穫は、「時間」だ。ホールに吸われていたあの膨大な時間を、今は筋トレ、ブログ、家族との時間、読書に使えるようになった。

同じ脳汁なら、自分と家族の未来を増やす方に賭けたほうがいい。お金も、健康も、人間関係も、全部がちょっとずつ良くなってる。過去の俺と同じように、ホールで時間とお金をすり減らしている誰かに、この話が届けば嬉しい。


📖 俺のこれまでの全記録を読みたい人へ
元職人→廃業→障害→どん底→投資で4,000万円——
この軌跡を一本のストーリーとしてまとめた
note連載「それでも俺は生きている ― ヘタな仮設屋の、笑えるけど刺さる30年 ―」を公開中です。
ブログではバラバラに書いてきた話が、時系列でつながります。
👉 note: hetagorilla

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この記事を書いた人

元・建設業の個人事業主。現在は障害年金・労災年金・就業不能保険を活用しながら、配当金を軸に“無理のない自立生活”を目指す50代男性です。
配当投資、住宅ローン、保険の見直しなど、障害と向き合う中で学んだ「お金と生き方」のリアルを発信しています。

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