はじめに
※今回は黒歴史シリーズなので、いつもよりちょっと砕けたテイストでお届けします。パチンコ脳全開で書いたので、笑いながら読んでください（笑）
20代の頃、僕は重度のパチンカスでした。朝から晩までホールに入り浸り、生活にも仕事にも支障が出るほど。
当時は建設業の個人事業主として働いており、仕事を下請けに任せて、自分は空いた時間でパチンコ・スロットへ──というライフスタイルを続けていました。同じようなことをしていた個人事業主やフリーターの仲間も多く、日常の一部のようにギャンブルに時間を費やしていたのです。
そして何を隠そう、僕は本気でパチンコ・パチスロが大好きでした。
「朝イチから並ぶ？上等！」
「GOD引いたときの脳汁で1週間戦える！」
「閉店ギリギリのプレミア演出で全身が震える！」
そんな毎日が、お恥ずかしながら僕にとっての“生きてる実感”だった時期もありました。
中でも今思い返してもツッコミたくなるのが、デートにホールを組み込む男だったという事実（笑）
「デートの途中でちょっとだけ……」と言いつつ、気づけば5時間。
連れ打ちとか言って彼女を隣に座らせて、自分は爆音の島でリーチ待ち。
「まじで意味わからん」と何度も呆れられましたが、当時は“最高の娯楽”だと信じて疑わなかったんです。
気づけばホールのBGMに合わせて生活リズムが刻まれ、リール音が子守歌。演出のタイミングで息を止め、台の挙動で人生の浮き沈みを味わう──
完全に“ホール依存体質”だったのです（笑）
けれど、30代に入って「このままではまずい」と思うようになり、少しずつホールから離れるようになりました。起業して仕事に本腰を入れるようになったのもあり、自然と距離を置くことができていたのです。
ところが数年後、ケガで障害を負い、仕事も廃業。再び心の拠り所を求めて「またパチンコに戻ろうか」と考えた時期もありました。
そんな中で出会ったのが「高配当株投資」。
パチンコと似たような興奮がありつつ、未来を良くするための手段でもある。僕にとって、脳汁とともにお金も湧いてくる最強の“合法依存”がここにありました。
これは、過去の僕と似た境遇の人たちにこそ知ってほしいと思っています。
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理由①｜”リスクとリターン”の感覚がパチに似てて馴染みやすい
GOD揃いと三菱商事の増配通知──どっちで脳汁が出るかと聞かれたら、昔の僕は即答でGODと言ってました（笑）
でも今は違います。株価が上がった・下がった、増配した・減配した。その一つ一つに心がザワつく感覚、あれ、めっちゃパチンコに近いんです。
回転数・期待値・ゾーン・演出信頼度……あの“数字と確率”をにらみつけてた日々が、今は配当利回り・PER・チャートに置き換わっただけ。
しかも、パチンコで「ずっと当たりが出てない台」を狙って座るクセ、ありませんでしたか？
僕はいまだに、株でも“値下がりし続けてる銘柄”にワクワクしてしまうクセが抜けません（笑）
「そろそろ来るやろ」って謎の期待。これは完全にホール育ちの投資スタイルです。
ただ、決定的に違うのは──
「勝ち逃げ」ではなく「持ち続けて収益が増える」という、未来に期待できる仕組みがあること。
パチンコでずっと勝ち続けるのは無理。でも高配当株なら、増配＋再投資で“ジワジワ勝てる仕組み”が手に入る。
ホールでは味わえなかった「長期戦の脳汁」──それがここにあります。
理由②｜パチより期待値が高い！”損しない仕組み”を味方にできる
パチンコって、面白いんですけど──構造的に勝てないゲームなんですよね。
どれだけ熱くなっても、どれだけ技術介入した気になっても、最終的には「マイナスサムゲーム」。
つまり、プレイヤー全体で見れば絶対に損をする仕組み。そうじゃないとお店が潰れます。
「今日は釘が甘い！」「この台、そろそろ爆発しそう！」──
そう思って打っても、だいたい回収されるのがオチ。
僕も“出るまで打つ”を繰り返して、何度「やっぱり今日は回収日やったな……」と自分に言い聞かせたことか。
でも、高配当株投資は違います。
企業が利益を出せば、その一部が株主＝自分に配当金として返ってくる。
これは、**“プラスサムになりうる投資”**なんです。
つまり、経済が成長し、企業が儲かるほど、自分の口座に現金が振り込まれる仕組み。
誰かが損をしてるわけじゃない。
みんなが成長し、その恩恵をみんなで分け合える構造なんです。
しかも、株価が多少下がっていても──
配当は出る。黙ってても、スマホに通知が来る。
「◯◯証券から入金あり」
昔の“確変突入演出”ばりの高揚感。
でもこれは負けなしの合法脳汁で、しかも家族にも怒られない（笑）
さらにいえば、高配当株は“自分が参加しなくてもいいゲーム”なんです。
- 打たない（買い増ししない）
- 通わない（チャートに張り付かない）
- 負けない（長期で保有していれば）
──こんな都合のいいゲーム、他にあります？
ホールで「持ってるだけで玉が増える台」があったら大行列ですよ（笑）
パチンコは“打てば減る”が基本。
高配当株は“持てば増える”が基本。
この違いを知ってから、僕は「投資って最高に効率的な趣味だな」と本気で思うようになりました。
理由③｜健康まで良くなった｜依存からの脱却が体にも影響
これは意外だったのですが、
- タバコ：自然と本数が減った
- お酒：家飲みが減った
- 食生活：乱れが減った
- 腰痛：長時間座らない生活になった
個人差はあると思いますがホールに行かなくなった時間を、配当株の情報収集や財務分析、ブログ執筆に置き換えたら、自然と生活リズムが整ってきたんです。
パチンコ屋ではなく、配当の数字とにらめっこしてる方がよっぽど健康的でした（笑）
理由④｜ニュースや世界経済に興味が湧き、知識が増える
いやほんとに、自分でもびっくりなんですが── 高配当株投資を始めてからというもの、世界の経済やニュースにめちゃくちゃ敏感になったんです。
投資をしてなかった頃は、「円安？なんか物価高いな〜」くらいの感覚でした。 ところが今は、
- 米国の金利がどうなるか？
- 日銀の政策がどう株価に影響するか？
- 中国経済の減速が三菱商事の業績にどう響くのか？
- 原油価格がインフレに与える影響は？
──そんなニュースを見るたびに、まるで自分の懐が直撃される感覚になります（笑）
そして、読みたくもなかった経済新聞を読み、理解できなかった用語を調べ、果てには簿記の勉強まで始める始末。
これまでの僕では考えられない変化でした。
子どもに「なんで物の値段が上がってるの？」と聞かれた時、 「ええ質問やな、実はな……」とドヤ顔で語ってる自分に、自分が一番驚いてます（笑）
そして何より、「自分が保有してる会社」が世界でどう戦ってるかを知ることで、 株式投資が“経済参加型の趣味”になっていったんです。
ニュースは“他人事”じゃなくなりました。世界と自分が、ちょっとだけつながった気がしています。
理由⑤｜“時間を取り戻した”感覚がハンパじゃない
正直、これが一番言いたいことかもしれません。
パチンコって、本当に楽しい。でも、時間の浪費がエグすぎる。
「今日は2時間だけ打って帰る」と決めても、気づけば夜。
「次のゾーンまで」「あと1回当たるまで」「持ち玉が尽きるまで」──
そんな理由をつけて、無限に時間を吸い取られていく。
僕も、朝から打って夕方に負けて帰り、自己嫌悪で1日を終える──
そんな日が何度もありました。
でも高配当株投資は違います。
買ったら基本“放置”でいい。張り付く必要がない。
その結果、驚くほど「時間」が生まれました。
そして、その空いた時間を僕はこんなふうに使っています：
- 毎日3時間の筋トレ（上半身）
- 1日1時間の散歩・移動訓練
- ブログの執筆と読書
- 妻と話す時間、子どもたちとの会話
今までは「今日はヒマやしホールでも行くか」だったのが、
今は「どこ鍛えよう」「何の記事書こう」「子どもと何話そう」に変わったんです。
しかも、15時半で市場が閉まるのがまた絶妙。
“強制終了”があるおかげで、ズルズルと時間を奪われない。
パチンコにあった“無限時間ループ”と比べて、
株式投資の方が時間の切れ目と使いどころが明確なんです。
この「時間の使い方が変わった」ことが、
僕の健康にも、考え方にも、そして家族関係にも良い影響を与えてくれました。
お金も大事。でも、時間はもっと大事。
そして配当株投資は、その“時間”を作り出してくれる。
僕にとっての一番の配当は、「自由に使える時間」なのかもしれません。
まとめ｜脳汁は未来のために使える
僕はパチンコをディスりません。
むしろ大好きでした。あの瞬間の高揚感、台と向き合う集中力、期待と落胆のジェットコースター感──全部が中毒性の塊でした。
けれど今、僕が脳汁を出しているのは「ホール」じゃなく「証券口座」。
そしてそこから得られるものは、快感だけじゃない。お金、知識、健康、家族との時間──それらが“配当”として返ってきているんです。
特に、僕が何より驚いているのは自分の“変化”です。
世界経済のニュースが気になって仕方がない。
金利、為替、インフレ、企業決算──今やすべてが「自分の生活に直結する話」になりました。
昔は聞き流していた経済ニュースが、今は「自分の保有銘柄の未来」として真剣に見ています。
そして何より大きな収穫は、「時間」です。
ホールに吸われていたあの膨大な時間を、
今は筋トレ、ブログ、家族との時間、読書に使えるようになった。
お金も、健康も、人間関係も、全部がちょっとずつ良くなってる。
高配当株投資は、“リスクを取って金を増やす手段”というより、
**「人生を立て直すための時間と気力を取り戻す装置」**みたいなもんだと思っています。
過去の僕と同じように、
「やめたいけどやめられない」「抜け出したいけど手段がわからない」
──そんな人がいたら、一度、株式投資という選択肢に触れてみてほしい。
脳汁も、時間も、未来のために使える。
それに気づいたとき、きっと人生は“上昇気流”に乗り始めるはずです。
ではまた！
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