2026年度の障害年金、月8万8260円に増額。でも俺が「年金だけじゃ終わらない」と思う理由

障害を持ちながら投資で資産を増やしていく
障害年金だけでは足りない現実と、投資で人生を変える道

障害年金が、また増えた。2026年度(令和8年度)の障害基礎年金は、1級が月8万8260円、2級が月7万608円になると発表された。前年度比で約1.9%の引き上げだ。

「ああ、少し増えるんだ」と思った人も多いだろう。でも俺は正直に言う。これじゃ、足りない。

障害を持ちながら、お金と向き合い続けてきた俺だからこそ、この数字を見て感じることがある。今日はそれを書く。

目次

「年金と保険があれば大丈夫」という思い込みが、俺を止めていた

俺は元職人で、廃業して、障害も抱えて、パチンコで溶かして、どん底を経験した。

正直に言う。俺には障害年金のほかに、労災年金と就業不能保険もある。収入の面だけ見れば、「恵まれた障害者」に映るかもしれない。

それでも俺は、「このままでは老後が成り立たない」と思った。

労災年金も就業不能保険も、インフレには勝てない。物価が上がり続ける中で固定収入だけに頼っていれば、毎年じわじわと生活水準が下がっていく。医療費は増える一方だ。将来のために何かを積み上げる仕組みがなければ、「今は足りている」が「10年後も足りている」にはならない。

「年金と保険があるから大丈夫」という思い込みが、俺を止めていた。

障害があっても、お金を運用することを考えなければ、老後はじわじわ苦しくなる。それに気づいたとき、俺は動き始めた。

では、障害年金だけに頼った場合、何が起きるのか。俺が実感した「本当の問題」を3つ整理する。

障害年金の「本当の問題」3つ

① 金額が生活費に追いつかない

2026年度の障害基礎年金2級は月70,608円。年間で約84.7万円だ。総務省の家計調査によると、単身者の平均月間消費支出は約16〜17万円。障害年金だけでは毎月9万円以上の赤字になる計算だ。

数字は正直だ。これだけで生活できる人間は、ほとんどいない。

② 審査が通らないケースがある

2024年度、精神障害の不支給割合が前年度(6.4%)のほぼ2倍にあたる12.1%に急増し、問題となった。年金機構内部での審査プロセスの不透明さも指摘され、2025年度中に不支給事案の再点検・個別通知が進められている。精神障害は「日常生活の困難さ」が数値化しにくいため、審査結果にブレが出やすい。

申請して終わりじゃない。審査内容に納得できなければ、社労士に相談して審査請求をする手もある。

③ 年金は「固定収入」だが、インフレには弱い

1.9%の引き上げは、聞こえは良い。でも2024〜2026年の物価上昇率はそれを上回っている局面もあった。年金が上がっても、物価の上昇に追いつかなければ実質的な購買力は落ちる。「増えた」という数字に安心してはいけない。

じゃあどうするか。俺がやったこと

俺自身、2022年末は投資資産が131万円しかなかった。障害年金と、できる範囲の仕事で細々と生きていた。でも「このままでは終わる」と思って、高配当株への投資を本格化させた。

時期資産総額(概算)
2022年末約131万円
2023年末約1,341万円
2024年末約2,726万円
2025年末約3,758万円
2026年春約4,169万円

3年ちょっとで131万円が4,000万円を超えた。これは「才能」じゃない。「仕組み」を作ったからだ。

なぜ急に増えたのか——「眠っていた現金」を動かしたから

ここで正直に種明かしをしておく。「131万円から3年で4,000万円」と聞くと、「株で爆益を出したんだろう」と思う人もいるかもしれない。でも実態は少し違う。

俺には、長年かけて積み上げてきた現金貯蓄があった。元職人として稼いでいた時期に、使わずに貯め込んでいたお金だ。廃業後も、それに手をつけずに持ち続けていた。ただ銀行に眠らせたまま、増えることもなく、減ることもなく。

その「眠っていた現金」を、一気に投資に回したのが転換点だった。

銀行に寝かせておいても、今の低金利ではほとんど増えない。だったら高配当株に回して、毎年配当をもらいながら再投資する仕組みを作ろう——そう決断した。

2022年末の131万円は「投資に回していた分」の残高だ。そこから2023年にかけて、手元の現金の大部分を段階的に投資口座に移していった。だから2023年の春から秋にかけて、資産が急激に増えているように見える。「株で10倍にした」わけではなく、「現金を投資に変換した」ことで、金融資産として可視化されたという側面が大きい。

もちろんその後は、配当の再投資と値上がり益が加わって、本当の意味での複利成長が始まった。でも最初のジャンプは、「決断して動いた」ことによるものだ。

銀行に眠らせているお金がある人へ——それは「安全」じゃなくて、「インフレに侵食され続けている」状態だ。俺はそれに気づくのが遅かった。あなたには、早く気づいてほしい。

今日からできること

1. 障害年金の受給資格を確認する
加入していた年金制度(国民年金・厚生年金)、初診日、保険料の納付要件の3点が基本。わからなければ年金事務所か社労士に無料相談できる。

2. 障害年金に上乗せされる「生活者支援給付金」を確認する
障害年金をもらっていて、かつ前年の所得が一定額以下の場合、「障害年金生活者支援給付金」が年金に上乗せされる。2026年度は2級で月5,620円。自動支給ではなく申請が必要なので、知らないともらい損ねる。年金事務所か市区町村の窓口で確認を。

3. 障害者手帳があれば、使える制度をまとめて見直す
障害年金とは別の話だが、手帳を持っている人は公共交通機関の運賃割引・所得税や住民税の障害者控除・NHK受信料の免除など、複数の制度が使える。申請しないと適用されないものが多いので、まとめて確認するだけで月数千〜数万円単位で支出が減ることもある。

4. 眠っている現金を「働かせる」ことを考える
NISAの成長投資枠を使えば、年間240万円まで非課税で投資できる。全部を一気に動かす必要はない。でも「いつかやろう」と思い続けている間に、インフレが静かにお金を削っていく。

まとめ:年金は「スタートライン」に過ぎない

年金は「守り」。投資は「攻め」。両方あって、初めて人生が変わる。

障害を持ちながらでも、お金の勉強をして、少しずつ資産を積み上げることはできる。俺がそれを証明してきた。このブログでは、俺の失敗談も成功談も、全部さらけ出して書いていく。「障害があっても、経済的に自立したい」という人に、少しでも役に立てれば嬉しい。


📖 俺のこれまでの全記録を読みたい人へ

元職人→廃業→障害→どん底→投資で4,000万円——この軌跡を一本のストーリーとしてまとめた「ヘタゴリラ一代記」をnoteで公開予定です。ブログではバラバラに書いてきた話が、時系列でつながります。公開したらこちらでもお知らせします。

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この記事を書いた人

元・建設業の個人事業主。現在は障害年金・労災年金・就業不能保険を活用しながら、配当金を軸に“無理のない自立生活”を目指す40代男性です。
配当投資、住宅ローン、保険の見直しなど、障害と向き合う中で学んだ「お金と生き方」のリアルを発信しています。

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