【実録】障害を負って働けなくなった日から始めた「配当金で生きる道」

株式投資
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── 年金+保険+投資で“自立生活”を目指した8年間のリアル

はじめに|保険も投資も無知だった私が、家族を守る選択をした話

「もし、明日から働けなくなったら──あなたの生活はどうなりますか?

これは、かつての私が直面した問いです。突然の事故で、現場で働き続けていた人生が一変。両下肢に障害を負い、仕事を辞めざるを得なくなったその日から、“収入がゼロ”になる現実と向き合うことになりました。

それでも今、私は「働かなくても家族と普通に暮らせる」生活を維持しています。支えになっているのは、障害年金・労災年金・就業不能保険と、投資で得る配当金

この記事では、私が実際に直面した状況と、そこからどう自立生活の道を切り開いてきたか──一次情報としての体験談を、できるだけリアルに記録しています。

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働けなくなった日、すべての不安が押し寄せた

  • これから家族をどうやって養えばいいのか?
  • 住宅ローン(毎月約12万円)はどうする?
  • 子どもの学費は?
  • 私は再起不能なのか

特に焦ったのは「収入がゼロになるかもしれない」という現実でした。

実際、住宅ローンには団信(団体信用生命保険)に加入していましたが、私の障害状態では適用外とされ、残債の減額や支払い免除にはなりませんでした。審査結果を聞いたとき、血の気が引いたのをよく覚えています(笑)。

団信に加入する場合には、保険内容をよく確認しておくことが重要です。これは私が実際に体験したことであり、制度への過信が命取りになった瞬間でした。

住宅ローンの返済は重くのしかかり、私は、貯金と事業資金として残っていた約2000万円を繰上返済するか、それとも投資に回すかで非常に悩みました。当時は株式投資の知識がまったくなく、繰上返済がもっとも“安全”に思えたのです。

けれど、これからの家族の生活を考えたとき、「資産を働かせる」という選択に目を向けるようになりました。

私が、稼ぐ力がなくなり再起不能だと感じていたあの頃、お金に働いてもらう道を選ばざるを得ませんでした。ですが、当時の私は絶望的に無知だったのです──。

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救われたのは制度と“たまたま入っていた保険”だった

  • 障害年金:1級相当の認定で、生活の基本を支える柱に
  • 労災年金:一人親方として月5,000円の掛け金で加入していたため、受給額は多くありませんが、一定の支えに。障害年金・労災年金には子どもの就学援助費も含まれており、教育費の支援になっています
  • 就業不能保険と学資保険:両方合わせて毎月10万円ほど支払っていましたが、障害後は就業不能保険からの給付と、学資保険が払済扱いになったことで、生活の柱となりました

この中で特に印象に残っているのは、「就業不能保険が機能してくれたこと」でした。保険に対する知識ゼロの状態で、たまたま入っていたにもかかわらず、私を助けてくれたこの制度には、今でも感謝の念があります。

特に、ブルーカラーの職業に従事している方には、この就業不能保険の重要性を強く伝えたいと思います。肉体を使う仕事は、常にケガや病気のリスクと隣り合わせです。どんなに健康に気を使っていても、事故は予期せずやってきます。

それと、公的保険制度の内容もしっかり理解しておけば、生命保険のかけ過ぎなどを防ぐことも可能です。たとえば入院時には「高額療養費制度」などを使えば、生命保険に加入していなくても少ない負担で済むケースも多いのです。

私のように、事故一つで働けなくなったとき、「毎月の給付」があるかどうかで、その後の生活は大きく変わります。

配当金との出会い|知識ゼロの私がたどり着いた「自分で作る収入」

「今は生きられても、12年後に就業不能保険が終わったら?」

そう考えた私は、配当金で月々の生活費を補う道を探し始めました。全くのド素人だった私ですが、最初はYouTubeやブログで知識を得るところからスタート。試行錯誤しながら、少しずつ株式投資を始めました。

初めて株式投資を実行したのは、学び始めてから1年後だったことを今でも覚えています。怖くてなかなか買付できなかったのも、正直な思い出です(笑)。

  • 日本の高配当株を分散して新NISAや特定口座で少額ずつ購入
  • 米国ETF(VYM/VIG/VOO)も新NISAや特定口座で少額ずつ購入
  • 現在の配当収入:年間約90万円(2025年5月時点)

これは単なる数字の報告ではなく、「自分で作った収入源」の重みとして毎月実感しています。

📸 今月の配当金進捗(配当管理アプリより)

  • 日本株配当:約64万円/年
  • 米国ETF配当:約26万円/年相当(為替レートにより変動)

▶ 最新の配当記録はX(旧Twitter)でも公開中 X(旧Twitter)こちら

障害者のリアルな生活費と収入内訳

現在の私の家計の柱は以下の3本です:

  • 障害年金+労災年金:約30万円(就学援助費と介護給付込み)
  • 就業不能保険(残り12年):月20万円
  • 配当金:月7〜8万円相当(再投資しつつ一部活用)

総額:月50万円前後。住宅ローンを払いながら妻と3人の子ども(中1と双子)を養うにはギリギリながらも、今のところ破綻はしていません。

私たち家族は、「障害を負う前と変わらない生活を送りたい」という共通の思いを持ち、日々を過ごしています。特に妻は家計管理に工夫を凝らし、子どもたちも節約への理解と協力を自然に受け入れてくれました。その姿勢に何度も励まされ、今の暮らしを維持する力になっています。

配当金200万円を目指す理由

障害年金や労災年金、さらに就業不能保険の給付(毎月20万円)も、インフレによって実質的な価値が目減りするリスクがあります。これらの収入は基本的に固定額であるため、物価が上がるほど生活は徐々に厳しくなるのです。

そのため、配当金の増加=将来的な生活防衛として極めて重要です。増配や再投資によって、インフレに負けない収入基盤をつくることが、将来の安心に直結すると考えています。

そしてもう一つの理由が、住宅ローンの支払いと自分の趣味(車やカスタム費用など)を維持するためです。配当金で固定支出の一部をまかなえるようになれば、より精神的にも自由度の高い生活が可能になります。

「働かなくても暮らせる」ではなく、“安心して選択できる”生活を目指したい。それが私の目標です。

まとめ|障害があっても、自分で経済的な安心を築ける

事故で身体が不自由になり、人生は大きく変わりました。でも、無知だったからこそ学べたこともあります。保険に頼りすぎた反省、団信が効かず苦しんだこと、不安な気持ちを抱えながら投資の学びを重ねた日々、2000万円をどうするか悩んだあのとき──

それらはすべて、**一次情報としての「私の経験」**です。

障害があっても、家族と生きていくことはできる。
配当金と制度を組み合わせれば、生活は“再設計”できる。

このブログが、同じように不安を抱える方にとっての「具体的な選択肢」になれば幸いです。

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