稼ぐことはできても、守る力はなかった。
障害を負って初めて「お金との正しい距離」を学びました。
このブログは、その再出発の記録です。
はじめまして
こんにちは。当ブログをご覧いただきありがとうございます。
このブログを運営している、49歳の“ヘタゴリラ”です。
現在、私は両下肢に障害を抱え、障害等級1級相当の状態で生活しています。
事故で現場仕事を失い、労働による収入は絶たれました。
けれども今、私は**無理をしないかたちでの“自立生活”**を築き直しています。
それを支えてくれているのが、
- 障害年金・労災年金
- かつて加入していた就業不能保険の給付
- そして、自分で育ててきた高配当株投資による配当収入です。
この3つの柱を軸に、私は今「お金のために働く」のではなく、
「働かなくても生きていける仕組み」を育てる暮らし方を選びました。
当たり前だったことが当たり前でなくなる。
そんな経験をしたからこそ気づけたこと、見直せたことがたくさんあります。
このブログでは、私がその中で得た気づきや工夫、
そして何より「過去の自分のような人」に向けて残したいメッセージを綴っています。
家族とともに暮らす、今の私

現在は妻(44歳)と、3人の子ども(中学生の長男と双子の次男・三男)と5人で暮らしています。
食べ盛りの子どもたちと向き合いながら、生活費や教育費とどう付き合うか、日々模索しています。
両下肢の障害による葛藤は今もありますが、障害者になって8年目を迎え、今ではほとんど車椅子に頼らず生活できるようになりました。
身体は思うように動かなくなりましたが、筋力維持と心の安定のために、毎日筋トレと散歩(クラッチ杖)を継続中です。
元・建設業の個人事業主としての歩み
私は20代から40代までの約20年、建設業界で個人事業主として現場仕事に従事してきました。
炎天下でも雪の日でも、現場があれば動く。体が資本の仕事です。
仕事の量にも恵まれ、当時の年収は1,000万円を超えていました。
自分の腕ひとつで稼げている実感があって、「このまま走り続ければ家族を守れる」と信じて疑っていませんでした。
だからこそ、「今のうちに」と思って住宅を購入し、子どものためにと学資保険や貯蓄型の保険にもいくつも入りました。
でも今振り返れば──
あのときの自分にはお金の“入り口”の知識だけあって、“出口”の設計がまるでなかったのです。
- 住宅ローンは将来の収入減を想定せず、目一杯に組んでしまった
- 保険は「入っていれば安心」と思い込み、内容も仕組みも理解しないまま加入
- 毎月の支出は高止まりのまま、「流動性」や「使えるお金の柔軟性」を完全に軽視していた
- 投資や資産形成には「難しそう」「怖い」という思い込みだけで距離を置いた
そして何より、“今の収入がずっと続く前提”でしかお金と向き合ってこなかったんです。
ただ、そんな中でも唯一、自分を救ってくれたのが――
民間の就業不能保険と、個人事業主として加入していた労災保険でした。
当時は、「まあ念のために…」という軽い気持ちで入っていた保険。
しかしそれが、事故で働けなくなったあと、生活を支える“土台”になってくれたのです。
今思えば、あれは「未来の自分に助けられた」とさえ感じます。
あの頃、もう少しだけでもお金の知識があったら。
あの頃、もう少しだけでも備え方を知っていたら。
きっと、ここまで苦労せずに立ち上がれたかもしれない。
そう思うからこそ、私はこの経験を言葉にして発信しています。
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現在の収入と生活スタイル
今の生活は、以下の収入源を組み合わせて成り立っています:
- 障害年金・労災年金(就学援助費や介護給付込みで毎月約30万円)
- 就業不能保険からの給付(毎月20万円があと12年続く見込みの固定的な給付収入)
- 株式投資による配当金収入
全体としては、月50万円の収入(配当金収入は含まない)をベースに、支出はやや高めながらも節制中です。
一方で、就業不能保険の給付は12年後に終了し、子どもの就学援助費もいずれは打ち切られます。そのため、将来的には収入は月約20万円程度に減少する見込みです。
また、我が家には75歳まで続く住宅ローンの返済があり、将来に対する不安は大きなものでした。
そのため私は、「労働によらず、自分で作れる収入源」として、配当金を得るための株式投資を真剣に学び始めました。
現在の配当収入は年間約90万円ほどですが、将来的には年間200万円を目標にコツコツ積み上げています。
このブログで伝えたいこと
このブログは、事故で突然働けなくなった私が
「収入がゼロになっても、自分らしく生きていくためにはどうすればいいか?」を模索し、
少しずつ気づき、変えてきたことを記録した“再出発の軌跡”です。
過去の自分のように――
「とにかく今は稼げているから大丈夫」
「保険も入ってるし、まあ何とかなる」
とどこかで思っている方に、私はあえて伝えたいのです。
人生は、ある日突然変わります。
でも、知っていれば備えられるし、備えがあれば立ち直れます。
私はその両方を、身をもって知りました。
だからこのブログは、今すでに困っている方への支えであると同時に、
「まだ大丈夫な人」にこそ届いてほしい警鐘でもあります。
収入があるうちにこそ、見直せることがある。
身体が動くうちにこそ、できる準備がある。
そして、自分の暮らしを守れる力は、自分で育てられる。
このブログでは主に以下のテーマを扱っています:
- 障害年金や労災年金・給付金を土台にした「無理をしない資産形成」
- 高配当株投資・米国ETF・新NISAを活用した現実的な“生活補助収入”の育て方
- 「保険は万能ではない」と気づいた私の反省と、ちょうどいい保障の選び方
- 元建設職人だから語れる、“体が資本”という働き方への警鐘と教訓
- 筋トレ・食事管理・節約術を通じた、心と生活を整える工夫
再起は、誰にとっても簡単ではありません。
でも、“お金のことの学び直し”から始めると、人生は静かに、でも確かに動き出します。
こんな方に読んでもらえたら嬉しいです
- 障害や病気で働き方に制限がある方
- 年金・給付金を軸に、将来への不安を抱えている方
- 投資に興味はあるけれど、リスクが怖い方
- 保険や住宅ローンに後悔がある方
- 無理せず、でも前向きに生きていきたいと思っている方
- 現役バリバリで働いているが、将来の備えが不安な40代・50代の方
- 年収が高くても、「今の生活がずっと続く」という前提に違和感を覚えている方
- 個人事業主やフリーランスで、「収入=自分の体ひとつ」と感じている方
最後に

お金の知識がないまま突き進んでいた過去、
身体が不自由になってからの後悔と学び、
そして「配当金が心の支えになる」感覚──
私は、強制的に“働けない現実”を突きつけられたことで、ようやくお金の使い方や守り方に真剣に向き合うようになりました。
それまでは、「稼げるうちに稼いで、貯金と勧められた保険さえ入っていれば大丈夫」と、本気で思い込んでいたのです。
でも本当は、「働ける今のうちに、将来に備える力」を育てておくことこそが、家族を守り、自分自身を助ける“最強の準備”でした。
今振り返って強く思うのは、
お金の知識があるかどうかで、人生の安心感はまったく違うということです。
知識があれば、少しの収入でも守れる。知らなければ、どれだけ稼いでも不安は消えない。
このブログは、そんな私の失敗と再起の試行錯誤を記録したものであり、
同じように不安や迷いを抱える方にとって、「今なら間に合う」と思えるきっかけになれたらという気持ちで書いています。
どうか、あなたのこれからにとって、少しでもヒントになれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
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